はじめに
今回はちょっと番外編です。
先日の話ですが、生まれて初めて胃カメラを受けてきました。
これまで年齢的なこともあり、胃カメラはおろかバリウムを使った検査も受けたことが無かったのですが、
ここ2年ほど健康診断を受診していないこともあり、
「せっかくだから胃カメラも含めて全部診てもらってよ」という妻の猛烈なススメも後押しとなり、胃カメラを初体験することに。
通常は35歳以上の定期検診で受けるようなので、まだ2〜3年先だなぁなんて余裕こいてたのですが、“その時”は思いの外あっさりと訪れてしまいました。
粉薬を飲むのも苦手で「オエッ」となる自分が胃カメラ…
何がどう行われるのか検討もつかないので正直めちゃくちゃビビりましたw
なので、今回は番外編として初めての胃カメラ体験の流れを描いてみたいと思います!
胃カメラ検査の流れ
ということで早速ですが、描いていきます!
準備のために控室へ
自分は健康診断との同時受診だったので、まずは普通に健康診断。
身長、体重、視力、聴力、心電図、問診…等一般的な健康診断を受けたあと、ベッドが並んだ控室へと案内されます。
と、ここで第一の試練!
何やらザラッとしたような、ヌルっとしたような不思議な液体を飲まされます。
あとから知った話ですが、
どうやらこれは胃の中をきれいにする薬のようです。
なんというか、薄〜〜〜〜〜いスポーツドリンクをほんのり苦くしたような微妙な感じ。
量はそんなに多くなかったというか、どちらかというと少量だったかと思います。
とりあえずマズくて、しょっぱなから先行きが不安になりました。
液状の麻酔を口に入れて待機する
ニガマズな液体を飲まされたあとは、
控室にあるベッドで休むように指示をうけます。
2〜3分程度だったかと思います。
この待機の時点で既にややグロッキー気味になってました。
少しでも体力を回復しなきゃ胃カメラ前にヘバッてしまう!なんて思いながらウトウトしかけていると…
悪そうな顔した看護師さんがやってきました!
いや悪そうな顔してるわけじゃないんだろうけどw、もうそうにしか見えませんでした。
そんな悪そうな顔した看護師さんはおもむろに顔の近くへやってきて、
ドロっとした液体をスプーンで口に入れてきました!!
しかも、2〜3分、喉の奥に溜めておくようにと指示があります。
麻酔を浸透させるためでしょうか。
そして、溜めたあとは飲み込むようにと。
味は、やや苦いようななんとも言えない感じですが、あまり強めな味がついているわけではないので、味の辛さはあまりありません。
が、喉の奥に溜めておく←コレがやたらと難しい!
考えてみたら、普段喉の奥に液体を溜めるなんてことしないですからね。
まず感覚がわかりません。麻酔が効いてるとかじゃなくて。
どこが喉の奥?って具合に。
奥まで入れようとすると、飲み込みそうになるし、
飲み込みそうになると体が拒否反応をしてオエッってなりそうな感じだし。
これもなかなかキツい時間でした。
あと麻酔なので口の中が少しずつ痺れて感覚が薄れていきます。
変な感じですが、麻酔が効かないと困るので、とにかく喉の奥に留めておこうと必死でしたw
そして2〜3分後、飲み込みます。
いや、正確には飲み込もうとしました。
ところが…
飲み込もうとすると、
ウ゛ォ゛ェェェェェェ!!
ってなります。
それはもう激しく。
飲みすぎて吐いたほうが楽だと思って無理やり指をつっこんでえづくも、胃の中になにもなくて吐きたいのに吐けない…みたいな感じです。
結局半分くらいしか飲み込めなかったんじゃないかと思います。
枕元に箱ティッシュが置いてあったのですが、その意味がよくわかりました。
口に溜めてたから、自分の唾液もまざってなんとも生ぬるい常温だったってのもあるんだろうなぁ…
とにかくこの控室での時間が一番キツかった気がします個人的には。
この時点ですでにだいぶグロッキーでした。
見るからにヤラレテたと思いますw
いよいよ処置室へ
麻酔を飲みこんでグロッキーになっていると、休む間もなく処置室へと案内されます。
いよいよきたか…と緊張感が走ります。
処置室に入ると、胃カメラマシンセットがあるベッドに座らされて、ここでも麻酔をすると言われます。
麻酔はのどぬーるスプレーみたいなスプレータイプのものでした。
このときは先述の通りもうかなりのグロッキー状態なので、意外にも動じなくなってましたし、
むしろスナイパーのような看護師さんの腕前のおかげか、しっかりと喉に麻酔がついた安堵感の方が大きかったかも。
麻酔が効くまでの間に2本の注射
自分の場合は健康診断と同時受診だったせいか、スプレー麻酔のあとは処置室のベッドに寝かせられ、ここで採血をされました。
採血の後には筋肉注射……という具合に、喉の麻酔後に2本の注射を打たれました。
自分の周りでもいろんな方が言いますが、
筋肉注射は痛い!
自分は注射が苦手なわけではないので、注射自体は普通の注射と変わらない感じがしましたが、
刺されたあとがジンワリと痛くなりました。
肘のあたりに注射をされたのですが、
注射液が筋肉を押し広げながら二の腕の方へと入ってくるような感じです。
ただ、個人的な感想としては、
想像していたよりも痛くない!!
でした。
注射前の時点でグロッキーだったというのもあるかもしれません。
いよいよ胃カメラをIN!
注射が終わると、口が閉じないようにする器具をつけられ、
いよいよ胃カメラをイン!!
先生の「じゃあ、入れていきますねー」の声とともに、
胃カメラが入ってくるのですが、
麻酔が効いていたのか、思っていたよりもだいぶすんなりとカメラが喉を通りました。オエッとする感じはあったけど。
上述の通り、「口から吸って鼻から吐いて息をしてくださいねー」なんて言われてその通りにしていると、胃カメラが入っている間もやりすごせました。
とは言え「え、何?まだ入れるの?もう結構入ってない??」みたいな感じはありましたが、
入っている間は、とにかく呼吸法に集中!
コレは意識してた方が良いと思います。
そんな具合に呼吸に集中していたら、
いつの間にか胃カメラを抜かれていました。(失神してたとかそう言う訳ではないはずw)
思ったよりもあっという間のできごとでした。
クールダウン
胃カメラが終わると、最初の控室に通されてベッドに横たわるように指示を受けます。
麻酔が効きすぎてたり、あとは胃カメラ自体のダメージでやられていたりすると、病院を出た後の車の運転などに支障が出ることもあるので、
そういった事態を避けるために少し休むようです。
ちなみにこの時点でつばを飲み込むのはちょっとキツイような感覚。
喉が腫れてるのかなー、そりゃそうだようなー、なんて思いながらベッドで横になってました。
10分くらいだったかな。
少しベッドで休んだあとは、問診室に呼ばれて、録れたてホヤホヤの胃カメラの映像を確認しながら先生が解説してくれます。
内容は簡単な所感を話してくれるような感じで(詳しい結果は後日健康診断の結果表をもらう際に)、
異常もなかったのでサラッと終わりました。
その後は待合室に戻るように指示されて、お会計をして終了。
それはもう放心状態だったんじゃないかなw
ちなみに病院を出て車に戻ったら、シートを倒して20分くらい寝ました。
疲労感が半端なかった…
起きると麻酔はもうきれてたようで、風邪を引いたときのような痛みというか違和感が残っていて、
その違和感は翌日のAMくらいまで残ってたと思います確か。
まとめ
と、以上がはじめての胃カメラの一連の流れでした!
受診する病院によって違うところもあるかと思いますが、
大まかな流れは一緒なんじゃないかな。
人によって感想やキツさは違うと思いますが、個人的には胃カメラを入れる前の、薬を喉に溜めておく間とそれを飲み込むときがとにかくしんどかったので、
胃カメラを入れること自体は非常にあっさりとしていました。いや苦しい感じはあるんだけど。
そして体の中を診てもらって大きな病気や兆候などがないかを知れる安心感は大きかったです。
健康なのが一番ですからね。
胃カメラ初体験レポが、これから受診される方の参考になって、少しでも不安が紛れれば幸いです!